実例❷:ネット詐欺 「76歳 未亡人」「資産5億円」 SNS詐欺 インスタ 詐欺 箱モノ詐欺

アイキャッチ画像:外国人詐欺グループ_ネット詐欺❷

【ご報告とお礼】

当記事をご覧いただきありがとうございます。

この度、記事読者の方から 詐欺目的で実際に使用された写真をご提供いただきました
この方も、詐欺(未遂)に遭われたとのことです。

詐欺トークの甘い言葉に惹かれつつも、ネット上で用心深く調べて当サイトにたどり着き、“ 未然に防ぐことが出来ました!” とお礼のコメントを頂戴しました(当記事の最下段にあります)。

その後、個人的にメールのやりとりをさせていただき、ご許可を得て 記事中に追加写真の掲載に至りました。

現実の詐欺に巻き込まれた方が 当サイトを参照されて被害の発生を未然に防ぐことが出来、微力ながら貢献できたことを大変うれしく思います。

surounin.com(スロウ人のお悩み解消Site 管理者)

 

国際ネット詐欺:1日10分・1週間で50万円の収益 ?!

ネット詐欺に関する前記事では、インスタグラム等で再燃しているネット詐欺の実例をご案内しました。

人の好意に乗じたり、恋愛感情をくすぐるなどして偽名の銀行口座に金銭を振り込ませる卑劣な犯罪です。
SNS上で1週間程度のやり取りが続いて すっかり相手を信用してしまい、数十万円もの大金を振り込む方が後を絶ちません。

私(スロウ人)の知人に 警察関係者がいますが、日本人は世界の国の中でも特に狙われやすいそうです。

ーーーーーーーーーーーーー

さて、前記事の読者の方(以下「Sさん」と言います)から、外国人詐欺グループに関する情報提供がありました。
実際にあった詐欺事例として 本記事で第二弾としてご紹介します。

ソーシャルネットワーク上の詐欺に注意しよう!

 

内容は、Sさんと外国人詐欺グループによるインスタ上の濃密なやり取り(画像あり)です。
なお、Sさんには、Zoomでリアルなお話も伺うことが出来ましたSさん ありがとうございます)。

詐欺の手口としては、この章のタイトル通り 少しばかりの手間ヒマで 40万円~50万円を掠(かす)め取ろうという小賢(こざか)しいものです。

“ こんなのに騙される人いるの? ” と思われるかもしれませんが、被害者数の多さは 各都道府県の警察データや 国際連合広報センター(いわゆる国連)の ホームページ上での注意喚起が物語っています。
くれぐれも 金銭や色恋に目が眩(くら)んだり、コチラの親切心を逆手に取る輩には つけ込まれないよう注意しましょう。

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5億円の30%を あなたに差し上げます!

きっかけは、インスタグラムでお互いに「いいね」や「フォロー」をしたことから始まったとのこと(王道のパターンです)。

外国人詐欺師達は、すぐにインスタのメッセージ機能を利用して接触を図ってきます。
なので、あなたがフォローした直後に 相手からメッセージの着信があった場合は、詐欺を疑う気持ちでいた方が良いでしょう。

画像:インスタ詐欺

インスタのメッセージ機能は、このマークをクリック

 

今回の主役、国際詐欺と思われる者のインスタアカウント。

引用画像:国際詐欺グループが開設しているのインスタアカウント画像1

 

怪しいインスタのアカウントを見分ける一つの目安として、以下図の様に「フォロワー が少なく、フォロー中 が極端に多い」ことが挙げられます。

ひたすらに「いいね」や「フォロー」を押し続けて、反応があった人達を詐欺のターゲットとして漁っているのです。

引用画像:国際詐欺グループが開設しているのインスタアカウント画像3

 

さらに、怪しい点が2つあります。
インスタへの投稿が12回ありますが、一番最初の投稿日付と 最後の投稿日付が同じ「9月18日」という点と、以降の新規投稿が無い点です。
詐欺専用のアカウントとして開設された可能性が高いですね。

引用画像:国際詐欺グループが開設しているのインスタアカウント画像2

初回から直近まで、すべてが9月18日に投稿されたもの

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さて、詐欺(の嫌疑が濃厚)の相手方から Sさん宛てに送信されたメッセージを見ていきましょう。

最初からフレンドリーではありますが、丁寧です。
キチンとした人なのかな? と期待したりもします。

引用画像:国際詐欺グループが開設しているのインスタアカウント画像4-2

 

早速 Sさんに対して Deep な自己紹介を送ってきました。

概要は 以下の通りです。

千葉県野田市の出身
・オーストラリア在住の76歳未亡人
・現在、咽頭癌で入院中(余命僅か
・夫(故人)から5億円の資産を受け継いだ
・自身に代わって 資産を慈善活動に捧げてほしい
・手伝ってくれたら5億円の30%を差し上げたい

画像:詐欺やりとり画面②

千葉県野田市で生を受け、27歳の時にオーストラリア人と結婚して そのままご主人の生まれ故郷に移り住み、苦節50余年とのことです。

私は日本で生まれ育ちました。
日本に住んで27年ほどになります。
両親は私が5歳の時に亡くなりました。
私は孤児として育ちました。
私には兄弟姉妹がいません。
子供がいない
私は孤児として育ち、オーストラリア人の夫と結婚しました。

お涙頂戴的な、非常に長い自己紹介から始まりましたね。
70歳後半に複数回 手術をして、“ 余命は僅か ” とのことです…。

以下、記事中では この詐欺師と思われる人物を76歳未亡人」と呼びます。

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「76歳未亡人」に関する情報の マスキングについて

本記事に挿入されている各図では、76歳未亡人のインスタグラム上に記載されている以下の情報をマスキングしています。

・表示名
・アカウント名
・顔写真
※ 上記のほか、複数組み合わせることで本人特定につながるものを含みます

これは、Sさんが 詐欺グループの指定して来た金融機関口座への振り込みを あと一歩のところで思いとどまったことで、実際の金銭被害が出ていないことが理由です。

つまり、振り込んだ後に 相手方と音信不通となり、詐欺被害が現実になったという事実が無いため、76歳未亡人の言う “ 5億円の資産を慈善活動に捧げてほしい ” という主張が、彼女の真意であった可能性もゼロではないと言えるためです(当記事を読み進むにつれて、多くの方は “ ゼロだろう! ” と確信するのが自然ですが…)。

実際に被害は無かったものの、詐欺には「未遂罪(刑法第250条)」があるので、財物を差し出させる目的で相手を欺(あざむ)く行為だけでも、刑法上の罪に問われることになります。
しかしながら、今回の 76歳未亡人による 一連の行為や内心を「最初から詐欺目的だった!」と われわれ 一般人が断定することは出来ません(それは司法の役割です)。

そのため、司法に依ってしか行えない行為(詐欺罪や同未遂罪を断定すること)を一般人が独断で行い、その結果を広くネット上に流布することは、76歳未亡人に対する 名誉毀損罪 又は侮辱罪、肖像権の侵害 等にあたる可能性があります(特に顔写真に関しては、ネット上から勝手に拝借した 無関係な方の写真である可能性があり、慎重な取り扱いが必要)。



76歳未亡人からSさんに寄せられた一連のメッセージや、彼女以外の登場人物である 運送会社の取引銀行情報など、やり取りを追って行けば行くほど 本件が詐欺であることが より確定的となり、Sさん共々 腹立たしさがこみ上げてきました。

しかしながら、本当の犯罪者かどうかが明確でない(司法に依るジャッジを経ていない)状況で、一般人が勝手に断罪 ⇒ 公表する行為それ自体が「犯罪」となるため、76歳未亡人のプライバシー(咽頭癌で療養中の顔写真など)の情報は、すべてマスキングさせて頂きました。

ーーーーーーーーーーーーー

Sさんが本件で不快な思いをされたことは事実ですが、76歳未亡人を「晒す」ようなことは望んでおられませんし、私(スロウ人)は Sさんのご意思を尊重して記事を書かせていただく立場です。

今後、本件と似通った経験をされる方がいるかもしれません。
その際に、「この顔画像や、メッセージの文体は見覚えがあるぞ…怪しい!」といった気付きを得て頂ければ幸いです。

当記事を閲読される皆さまにおかれましては、ご理解のほどお願いいたします。

 

5億円もの大金を、インスタで「いいね」をしただけの 一度も会ったことのない相手を信じて託してくださるそうで… 大変な重圧を感じますね。

画像:詐欺やりとり画面③

どうやら、5億円の財産はシドニーを拠点とする運送会社に預けられているようです。
その5億円が、日本の一般家庭の玄関まで(一度に全額か、小分けなのかは分りませんが…)届けてくれるようですね。
慈善活動の内容は こちらで勝手に決めてしまって良いのでしょうか?
それにしても、5億円の30%である1億5千万円も中抜きして良いとは、随分と気前の良いお話ですね。

 

76歳未亡人によると、5億円の受け渡しについては Sさん運送会社とのやり取りになるようです。
そのためには、こちら側(Sさん)の個人情報を 運送会社へ発信しなければならないとのこと。

この 運送会社は、76歳未亡人の自作自演 又は 同じ詐欺グループでしょう。
この手の詐欺は、個人の詐欺師(すべての登場人物を自作自演) 又は 組織を形成する詐欺集団とに分かれますが、本件がどちらなのかの判別はつきませんでした。

さて、Sさん宛てに開示を要求された個人情報は 以下の5つです。

フルネーム
現住所
電話番号
メールアドレス
LINE の ID

画像:詐欺やりとり画面④

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Sさん76歳未亡人に対して、ご自身の個人情報を送ることに ちょっと難色を示したそうです。
図にある様な Sさんの懸念に対して、一生懸命に信用を得ようとしている76歳未亡人の一途な姿勢が伝わってきます。

文中で、しつこいくらいに 運送会社を持ち上げています。
なので、この運送会社も 詐欺ストーリーの重要な登場人物であることが、この時点で想像できますね。

画像:詐欺やりとり画面⑤

今回の詐欺は「箱のモノ詐欺」というカテゴリーに該当するでしょう。

私の今の状況ではそれが出来ないので、あなたが運送会社と連絡を取り合って、あなたに○○が届くようにして欲しい

という話の建て付けは、まさに外国人によるSNS詐欺の典型例と言えます

 

国際ロマンス詐欺」というカテゴリーの場合も、同様の要求(会社や個人などの第三者を間に挟む)をしてきます。
過去あった多くの事例では、「アメリカ軍に在籍している女性軍人」という設定で、

私の軍人という立場では直接金銭を扱うことが出来ない(軍を除籍されてしまう)ので、私が信用を置いている民間人と連絡を取り合ってほしい

などといい、詐欺仲間である “ 民間人 ” とのやり取りを促して来るというパタンです。

 

76歳未亡人が、自身のメールアドレスを送って来ました。
信用の度合いを高めることが狙いでしょうか。
他にも、76歳未亡人Sさん運送会社の三者の動きを、リアルタイムで把握しやすくする意図があるのでしょう。

画像:詐欺やりとり画面⑦

この後、Sさんも自身のメールアドレスを 他の個人情報とともに76歳未亡人へ開示しています。

Sさんが自身のメールアドレスを開示したことで、インスタで受信している 76歳未亡人のメッセージが Sさんの Gmail アドレス宛てにも同時送信される様になりました。

インスタとGmail の両方で 76歳未亡人からの大量メッセージを受信し続けて、“ 指定の口座に早く振り込まなきゃ… ” という気持ちに 段々となって来たそうです。

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今回、詐欺過程の詳細な情報を提供してくださったSさんですが、76歳未亡人とのやり取りの中で、金額が大きいこともあり 段々と怖くなってきたと言っておられました(Zoom にて述懐)。

国際詐欺グループとのやり取りなど、そうそうあることでは無いので無理もありません。

そのため、76歳未亡人へ提供したSさんの個人情報(住所・電話番号)は、某県警の生活安全課(詐欺犯罪を扱う部署)の住所と電話番号を記載したとのこと(いざという時の保険のような感覚で、県警の住所を記載したとのことです)。

この点、Sさん なかなか機転が利く方だな!と感心いたしました。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ4

しかしその後も、76歳未亡人とのインスタ上のやり取りは、何ら変わりなく続いたようです(初めから5億円など贈る気はさらさらないので、住所や電話の情報などチェックしないのでしょう)。

Gmail アドレスは、ご自身が使用していた本物なので、詐欺相手に開示してしまったことを とても後悔されていました(もう怖くて使えない)。

尚、LINE IDについては SさんがLINE自体のセキュリティを信用しておらず ハッキング(電話番号の特定)が怖いので、“ LINE ID は持っていない ” と回答したとのことです。

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詐欺仲間から メールが届いた…

さてここで、具体的な 運送会社(詐欺仲間?)の名前が出てきました。

会社名:

Asia Delivery Service and Security Company

76歳未亡人の説明によると、上記の会社から SさんのGmailアドレス宛てにメールが送信されて来るとのことです。
しかし、この会社名をネットで検索をかけたところ ヒットしませんでした

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ5

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そうこうしているうちに、SさんのGmailアドレス宛てに、運送会社から連絡が届きました。

ご丁寧にも シッカリ日本語で(通常は英文でしょう…)。
逆に 疑わしい印象ですね。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ11

あれ??(に注目

76歳未亡人が教えてくれた会社名:

Asia Delivery Service and Security Company

という会社から連絡が来ると言っていたのに、会社名が違いますね。

 

実際にメールが届いた会社名:

Asia World Secured

という会社からメールが送信されてきました()。

文末にウェブサイトの記載()があったので クリックしてみると、

https://asiaworldsecured.com/

というサイトに飛び、実際に(サイトは)存在していました。
しかし… この 運送会社の正式な社名は、「ASIA WORLD SECURE(“D”無し)」の様です。

メールアドレスやウェブサイトは「secured❷❺」になっていますね…
偽サイトなのでしょうか??
それにしては、アニメーションをふんだんに用いるなど なかなか精巧な造りです。

※ 注:2023年12月4日(月) 現在、上記サイトへのアクセスは出来なくなっており、リンク名称を変更して 新たなサイトに誘導している可能性があります。
偽のサイトに誘導して詐欺行為を信用させる手法は変わらないと思われるので、皆さまご注意ください。


❸❹
は、騙し取ろうとしている金額が記載されています。

より信憑性を持たせるためか、「50万円/380,000円」という2つの選択肢を提示していますね。
それにしても、翻訳ソフトで日本語の文書を作成した感がアリアリです。

 

試しに、サイト内の「お問い合わせ」からメールを送信してみると、

通常であれば、お問い合わせのE-Mail欄にメールアドレスを記載して「Send Message」ボタンを押した場合は、確認メールがSさんのメールアドレス宛てに送信されてくるはずですが…
一切送信されて来なかったそうです。

私(スロウ人)も「Send Message」ボタンを押して 問い合わせをしてみましたが、Sさんと同様に確認メールは送信されませんでした(やはり偽サイトなのでしょうか)。

 

ちなみに、サイトTOPページにあるこれらのボタン(右の3つ)の他、ところどころにあるボタンをクリックしてみましたが 反応は無し(ほかの画面に遷移しない)でした。

一見、大手企業のようですが … 少々貧相な造りだと感じました。
しかし、そもそも詐欺のためのサイトなのですから 手を抜くのは当たり前ですね(笑)

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ19

 

話が違うよ! と指摘してみた…

76歳未亡人に対して、運送会社の社名が 最初に教わった会社と異なる点(説明と違う)について 以下のように指摘してみると…

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ6-2

 

76歳未亡人は 痛いところを突かれて狼狽(うろた)えたのか、しばらく時間が経ってから「私を信用してください!」に終始した長文(延々と続く)が送られて来ました。
Sさんの問いに対する明快な回答は一切ありません

76歳未亡人は間もなく “ 命が尽きそう ” とのことなので、焦っているのでしょうか…(笑)

画像:詐欺やりとり画面⑫

延々 この調子なので、飽きたらスクロールしてください。

画像:詐欺やりとり画面⑩

延々 この調子なので、飽きたらスクロールしてください。

画像:詐欺やりとり画面⑪

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延々 この調子なので、飽きたらスクロールしてください。

画像:詐欺やりとり画面⑬

延々 この調子なので、飽きたらスクロールしてください。

画像:詐欺やりとり画面⑭

 

76歳未亡人は、船(運送)会社について “ 心配しないで、信用して!” と盛んに主張していますが、それはムリ筋というものでしょう…

画像:詐欺やりとり画面⑯

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肝心の送金方法(不振り込み先の情報)についての記載が、運送会社からのメールにはありません。

まずは、ファーストクラス(50万円)又は セカンドクラス(38万円)のいずれかを選んで、運送会社へ回答が必要なようです。

Sさんがこの回答を運送会社になかなか送信しないので、76歳未亡人がヤキモキしているのが分かります。

引用画像:国際詐欺グループからのインスタメッセージ

 

そのため、Sさんに対して、“ 運送会社とのやり取りを自分のアドレスに転送しろ! ” と言って来ました。

Sさんは、運送会社へメールを送信した直後に、コピペした内容を76歳未亡人にインスタメッセージで報告しました。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ9

 

すると、76歳未亡人はたちまち上機嫌に(笑)
Sさんが徐々に詐欺のカタに嵌(はま)りつつあることに安心したのでしょう。
丁寧なお礼と、就寝前のご挨拶を頂きました…

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ10

 

引き続き、Sさんが 76歳未亡人に質問しました。
肝心の「箱の中身」についてです。

“ 本当に現金5億円が玄関に送られてきたらどうしよう ” と、期待して興奮したそうです(Sさん しっかりしてください!と言いたくなりますね…)。

メリットの大きい話をひたすら浴びせかけられると、冷静な判断力を欠いた心理状態に陥りがちですね 💀

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ7

ちなみに、箱の中身が何なのかの具体的な回答はありませんね。

 

引き続き、76歳未亡人から 朝晩連続でメッセージが舞い込んで来たそうです。

内容はいつも、

・病床の私を助けて
・私はもう飲食出来ず、死が近い
・日本の祖先が私たちを祝福している
・会社は本当に信頼できる、間違いない
・疑いを持たずに(入金を)実行して
・私があなたを騙すと思いますか?
・地球上で最後の私の願いを叶えて!

以下同文(笑)

画像:詐欺やりとり画面❶

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❷

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延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❸

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❹

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延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❺

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❻

このあとも又、延々と同じ調子で続くのですが、割愛します。

 

詐欺相手が 顔写真を送って来た…

そうこうしているうちに、76歳未亡人は 顔写真(別途、拡大図あり)を送って来たそうです。

ステージ4の咽頭癌とのことで、チューブが喉に挿し込まれており痛々しいですね。

引用画像:76歳未亡人の写真_現在(病院にて)

私はあなたに嘘をつくことは出来ない ” って、本当ですか…

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76歳未亡人の顔写真を拡大してみました。
(詐欺師側が どこからか勝手に拝借して来た写真の可能性があるため、プライバシー情報の保護/肖像権保護の観点から 念入りにモザイクをかけています)。

画像:詐欺やりとり画面⓳

こんな痛々しい(偽の)写真を送りつけて善良な日本人の同情を買い、たかだか38万円~50万円を騙し取りたいのか!と…、腹立たしくなってきます。

 

元画像(モザイク無し)を Googleで検索してみましたが、ヒットしませんでした。

画像:詐欺やりとり画面⓴

以下4枚の写真は、2023年1月に 読者の方のご厚意で当サイトにお送りいただいたものです。
“ 詐欺被害の防止に役立ちます様に… ” とのことで、ありがたく記事に追加させていただきました(
Y様、感謝いたします!)。

似たような写真が送られてきた方は、ぜひとも詐欺を疑ってください。

インターネット詐欺 騙されそうになった 読者の方からのご厚意 送られてきた写真です。

インターネット詐欺 騙されそうになった 読者の方からのご厚意 送られてきた写真です。

インターネット詐欺 騙されそうになった 読者の方からのご厚意 送られてきた写真です。

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顔写真を送ってきた後に、76歳未亡人から引き続き「身の上話と 5億円贈与」のメッセージが 延々と続きます。
何やら、“ このお金は合法です ” とまで言い出しました…。

画像:詐欺やりとり画面❽

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面⓫

上記の5倍ほどの分量があるので、割愛します。

 

振り込みます! と 回答してみた…

Sさんは、76歳未亡人とインスタ上でやり取りする一方で、運送会社とはGmail を通じて 質問したり 指示を仰ぐ 等のやり取りをしていました。

 

Sさんから運送会社への質問メール(回目):

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ14

 

運送会社は、76歳未亡人の自作自演か 又は 背後で必ず通じているはずです

なので、76歳未亡人が “ これは搾り取れる! ” と判断したら、運送会社は 速やかに金銭の支払い方法などの具体的な進め方を、Sさんへメールで指示しなければなりません。

しかし、76歳未亡人運送会社との連携が あまり良くないようです(自作自演ではなく、他のチームなのか?)。

運送会社は、不思議と振り込み先の情報を出し惜しみしますね。 

詐欺師:76歳未亡人とのやり取り_1

運送会社と連絡を取ったか?についての確認が、1日3回以上 送信されて来たそうです。
詐欺の身内なのだから、自分で確認すればと思いますね(笑)。

 

再度、“ 運送会社にはメールしたよ ” と報告すると 上機嫌に。
安心したのか、もう就寝されるようです zzz

詐欺師:76歳未亡人とのやり取り_2

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さて、いよいよこの「箱モノ詐欺」もクライマックスに近付いています。
運送会社(詐欺)から 積極的なメールが送られて来ました。

“ さぁ、金の準備は出来てますか? ” 、という論調です。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ16

ところが、またもや 肝心の振り込み先の金融機関や口座番号が書かれていません
詐欺師側も、さすがに金融機関情報の開示は慎重になっているのでしょうか。

 

なので、Sさんが 運送会社宛てに 再度の質問メールを送信。

Sさんから運送会社への質問メール(回目):

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り

 

返信がありました。
が、…またもや 振り込み先に関する記載はありません
運送会社の信頼性を補強する話(=もっともらしい話)ばかりが書かれています。
テンプレート化されているメールを、ただ順番に送ってきているのでしょう。

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り2-1

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Sさんが もやもやしていると、上記のメールから17分後に再度メールが。
今度は、振り込み先の金融機関情報が明確に記載されています!

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り3-1

図にも注記したように、口座名義は Asia World Secured 等の法人名では無く、ただの日本人女性の個人名でした(いい加減すぎますね)。

 

大手法人が、個人口座名義の振り込み先を指定するわけ無いだろう!と思いますが、すでに冷静さを欠いた状態のSさんは、“ そんなこともあるかもしれないな… ” と考えたそうです。

が、念のため “ 法人の振り込み先名義が なぜ個人名なのですか? ” という質問を、Sさん運送会社宛てに送信しています。

Sさんから運送会社への質問メール(回目):

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り(質問送付)

 

運送会社からの回答です。
回答の内容があまりにもお粗末で、自ら詐欺と言っているようなものですね …

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り(質問への回答)

 

以下のような「証明書」の写真をDMで送ってきた場合も注意が必要です。
2023年1月に、読者の方(Y様)から送っていただいた写真です。

日本語の文体もおかしいですし、漢字も「所」が繁体字になっていたり…

そもそもですが、オーストラリアの運送会社が発行した証明書なら、通常は英語表記ではないでしょうか?

左下「Beneficlary(受益者)」には日本人の名前が記載されていますが、英語の直筆署名とは全く異なる名前です。
これは、日本語名を書いておきながら、その読み方が解からなかったためと思われます。

造りのすべてが、相手を馬鹿にし過ぎていますね…

インターネット詐欺 騙されそうになった 読者の方からのご厚意 送られてきた写真です。

 

詐欺相手が 家族写真を送って来た…

振り込みまであと一歩というタイミングを図ったかの様に、76歳未亡人からダメ押しの写真付きメッセージが送られてきました(下段に拡大写真あり)。

振り込みに関する説明も たいへんに🔥熱量の高い文章となっています。
特に、“ 箱の中のお金はすでに円になっています ” というくだりが、手際が良すぎて感心しますね(笑)。
直接的な表現でトドメを刺しに来た、という印象です。

引用画像:76歳未亡人から送られた自身の幼少期写真

 

写真の拡大図です(モザイク済み)。
76歳未亡人は、1946年生まれ(昭和21年)なので、戦後生まれということになります。
写真の時代考証は、昭和初期(1926年~)といった印象です。
この写真も、どこからか勝手に拝借したものではないでしょうか。

引用画像:76歳未亡人から送られた自身の幼少期写真(拡大図)

 

元画像(モザイク無し)を Googleで検索してみましたが、同じ画像はヒットしませんでした。

76歳未亡人から送られた自身の幼少期写真(Google検索)

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詐欺の銀行口座は すべて本物だった!

Sさんから送っていただいたメールやスクショに記載された情報を基に、詐欺グループが悪用している日本国内の銀行口座が生きているかを私(スロウ人)が調べてみました。

詐欺の相手方が指定して来た口座は、3つあります。

詐欺グループの銀行口座を確認

前章で「旧インターネット系の銀行」を一つ挙げました(いちばん上)。

それ以外で、2つほど振り込み口座を指定してきたそうです。
これら3つの口座は、すべて生きていました。

いずれも、日本在住の人を騙して作らせた口座を買い取ったり、多重債務者の通帳を預かると称して そのまま盗用したりしているのではないでしょうか。

Sさん、振り込む一歩手前で踏みとどまることが出来て、本当に良かったですね!

 

まとめ:詐欺被害に遭わないために

Sさんは、最終的に5億円の30%である1億5千万円を諦める(詐欺だと気付く)に至りました。
76歳未亡人運送会社とのやり取りの中で、見たことの無い大金への期待が膨らむと同時に、不安と恐怖に苛まれ続けたようです。
以下の様な、異常な心理状態だったと、Zoom で話しておられました。

“ 最初は不安や恐怖が強かったが、その一方で とてもうま味のある話だと思い込んでしまった。
終始 胸がドキドキして、38万円を振り込んでしまったら楽になると何度も思った。
しかし、だんだんと相手の説明が荒唐無稽だと気付き始め、最後の方では怒りや正義の気持ちが湧き起って来た ” 

 

冷静な気付きが Sさんを被害から救いました。
そして、前回 詐欺に関する記事を閲覧いただいたご縁で、Sさんの正義の怒りとともに本件の情報提供に至りました。

Sさんとはメールでのやり取りの他に、Zoom でもお話を伺いましたが、私(スロウ人)の印象は、やすやすと騙されるようなネットリテラシーの貧弱な方では無い印象でした。

しかし、仕事の疲労が溜まっていたり  生活上の不安が重なったりすることで、平素は しっかりした方でも ついフラフラと「うま味」を感じてしまうことがあるものです。

 

この記事の目的は、第二、第三の被害者を出さないことにあります。
繰り返しですが、各都道府県の警察や 国際連合広報センター(いわゆる国連)の ホームページ上で注意喚起があるように、被害に遭われた方は確実に存在するのです。

国際連合広報センターのホームページ画像

引用元:国際連合広報センターのサイト( https://www.unic.or.jp/ 

 

日本貿易振興機構(JETRO)でも、コロナ禍前から注意喚起が掲載されています。

画像:ネット詐欺の日本貿易振興機構(JETRO)_注意喚起ページ

引用元:日本貿易振興機構(JETRO)( https://www.jetro.go.jp

 

本事例を頭の片隅に、皆さまの被害防止に役立てて頂ければ幸いです。

もし同様の被害や未遂に遭われた方は、当記事の最下段にある『コメントする』で状況を伺うことが出来たら助かります。

貴重な情報を提供いただき、体験をつぶさに共有いただいたSさんに 改めてお礼申し上げます、ありがとうございました。

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当記事を読まれた方からのコメント

スクロールしていただくと、記事文末に

  • 詐欺被害を免れた方
  • あと一歩で振り込みそうになった方
  • 振り込んでしまった方

… コメントを頂戴しております。
皆さま、ありがとうございます!

もちろん、自作自演コメントなどではありません(笑)
先達の教えを ぜひ参考になさってください。

 

生活経済に関するシリーズ記事のご案内

本サイトでは、生活経済に困窮しないためのセーフティネットを中心にご案内しています。

特に、リストラやハラスメントで退職を余儀なくされた方 …
過酷な労働環境で心身に不調をきたし、望まない退職をされた方…

職を失ってまず必要なのは、衣食住を維持できる現金と、新しい生活に向けて心身ともに英気を養う時間です。
その2つを整えるために、積極的に公的給付制度や 税の減免に関する諸制度を活用してください。

以下のジャンルを含む記事を寄稿しております。

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公的給付
・ 傷病手当金
・ 失業手当(基本手当)
・ 年金生活者支援給付金制度
・ 障害者手帳(= 精神障害者福祉保健手帳)
・ 特別障害者手当

医療関連制度
・ 自立支援医療制度

税金/年金
・ 国民健康保険税
・ 国民年金保険料
・ 障害年金(2023年9月リリース予定)

傷病手当金・失業手当の受給申請ノウハウ を皮切りに、生活経済の安定に焦点を当てた記事を寄稿して参りました。

今後も、生活を安定 ⇒ 不安を解消するための制度紹介など、お役に立ちながら寄り添う記事に努めます。
どうかご期待ください!


今回もお目通し、ありがとうございました!

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18件のコメント

はじめまして。
突然のメール失礼致します。
表題の件、私も全く同じ内容で、被害に遭いかけた者です。
Instagramの相互フォローから、急にDMが来て、非常に怪しく思いながらも、DMでやり取りをしておりまして、詐欺では無いか、調べていた所、この記事に辿り着き、自分の感覚が、間違いでは無かった、と安心する事が出来ました。顔写真は全く同じ写真が、自分にも送られてきており、驚きました。
この記事のお蔭で被害に遇わずに済みました。
この度は誠に、有り難う御座いました。

詐欺被害を未然に防ぐことが出来て何よりです。
日本国内で日々を平和に暮らす善良な方々が、被害に遭われることを少しでも減らすことが出来たら幸いです。

記事中でも触れましたが、本件のような詐欺事案の術中に陥ってしまう方も、残念ながら一定数存在します。
当記事に関する公安からの情報提供要請は元より、必要に応じて知人の警察関係者とも連携して犯罪被害者減少の一助となりますよう今後もサイトの質向上に注力いたします。

凶悪な強盗事犯から軽微な犯罪まで、日々新聞紙上をはじめとした媒体を賑わせておりますが、読者様におかれましても犯罪への予知的な感性をより一層磨かれ、今後もトラブルを避けて過ごされますよう心よりお祈り申し上げます。
コメントをありがとうございました。
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スロウ人

同じケースの寄付金話の流れで今も矢継ぎ早にメールが来ています。文章も全く同じですし、送られてきた写真も同一と思われます。運送費を払わなくて良かったです。有難うございました。

kt様
コメントをありがとうございます。
私も含め、私の友人や知人も、“ 最近またSNSのDMが増えてきたね ” と話題にしておりました。
外国人による詐欺グループは、相変わらず拙い日本語で我々の気を惹こうとしています。
共通しているのは、最終的には「金銭送れ」です。
ルフィを名乗る新手の強盗(組織犯罪)が世間を騒がせておりますが、50万円程度を要求してくるインターネット詐欺も刑法上の悪質な犯罪です。
今後も、当サイトの記事が善良な方々の詐欺被害の盾となることが出来ましたら幸いです。
kt様におかれましても、引き続きトラブルを避けて過ごされますよう 心よりお祈り申し上げます。
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スロウ人

まったく同じDMが来ていて、こちらのページを見て、詐欺だとわかりました。
大変参考になりました!ありがとうございます。
早速ブロックしました。

コメントを頂戴しありがとうございます^^
ネット上における詐欺を目的としたアプローチは増加傾向ですが、どうか悪質な詐欺犯罪に巻き込まれない様、今後ともご注意くださいませ。
新しい犯罪情報を入手次第、記事を刷新・追加の予定でおります。
今後とも「スロウ人のお悩み解消サイト」にどうかご期待ください!

初めまして。
一昨日から同じ手口でDMが来てやり取りしてましたで、今日いよいよ私の資産をあけれるパスワードをとか言い出したのでやっぱおかしいと思いググったらこちらのサイトに当たりました!写真が記載通り同じ日に数十枚上がっており、フォロワー1996フォロー405となってました。やり取りの途中いきなり入院していると言ってき、痛々しい日本の方のご高齢の方の写メが送られてきました。このサイトに助かりました!ありがとうございます!

reachan 様
コメントをありがとうございます。
詐欺被害から免れることが出来たようで、本当に良かったです。
SNS詐欺のサイトの構成は、パターン化していますね。
しかし近時の傾向は、詐欺目的のSNSサイトを丁寧に造りこんでいるケースもあり油断なりません。
例えば以下のようなことです。

・初回投稿と最終投稿が一定期間離れている
・一日一投稿するなどして偽サイトの疑いを払拭
・ある程度投稿数が蓄積してからDMを送ってくる
・ある程度フォロワーが蓄積してから 〃
・フォロワーとフォロー数を同程度に調整してから 〃

やり取りが始まって、痛々しい高齢日本人の写真を送って同情を引こうとするのが本当に腹立たしいですね!
なんにせよ、今後もお互い詐欺被害には気を付けてまいりましょう。

最新情報ですが、、、
関東地方を中心に、実際に現物の引き渡しをローカルな駅/病院等の駐車場/公園などで行うことを提案してくるケースがあるようです。
いうに及ばず、複数人に待ち伏せされて拉致⇒現金・金融機関のカード&クレカと暗証番号・貴金属等を強奪されるなどの展開が予想されます。
単なる詐欺事犯から強盗傷害や強盗致死へと凶悪化の様相を呈しています。
ニュース等で既知と思いますが、埼玉県川口市や群馬県に本拠を置く不法滞在外国人による犯罪が近時エスカレートしており、詐欺の凶悪化と時期が一致します。

reachan 様におかれましては、今後とも平穏無事に日々を過ごされますようお祈りいたします。

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スロウ人

まったく同じ手口の詐欺に遭いました。
私は運送料を払ってしまい、その後警察に被害届を出しました。
この実例をもう少し早く見つける事が出来ていたら、と悔やまれます。
写真、文章、運送会社名等まったく同じ手口。
山口県生まれのSさんという設定ですが。
未だに先方からメールが届いてます。
無論、返信は一切しておりませんが。

匿名希望 様
コメントの送信をありがとうございます。

 >私は運送料を払ってしまい

本当に災難でしたね。
誰しも「つい情にほだされて…」という気持ちはあるものです。
悪いのは、その善意につけ込んで金品を騙し取ろうとする詐欺集団であることは間違いありません。

金銭を支払った後も、尚 先方からのメールが継続しているのは、並行して詐欺を行っている複数の案件で振込口座を共有してるため、その口座を維持するために詐欺と気付かれないまま可能な限り公安への通報を遅らせる意図があるものと考えられます。

警察に被害届を出されたとのこと、先ずは最良の対応と思います。
私も、公安から正式な協力要請がもしあれば、外国人詐欺集団から収集した金融機関口座(3つ)を提出する予定です。

匿名希望 様におかれましては、一日も早く心の痛手から回復されますよう心よりお祈り申し上げます。
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2023年12月20日コメント追記:
知人の公安から「話を聞かせてほしい」との要請がありました。
必要に応じて詐欺に使用された金融機関情報を提出の予定です。
知人曰く、もしスロウ人サイト記事のセキュリティが破られて荒されたり、個別具体的な接触(暴行や脅迫)が確認できた場合は、即連絡が欲しいとのこと。
詳細は説明してもらえませんでしたが、どうやら日本人を主たるターゲットにした かなり大規模の外国人犯罪者集団 または 他の重大事犯につながる可能性のある案件の模様です。

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スロウ人

初めてコメントします。
私も同様の被害に遭いました。まさに「咽頭がんで入院治療中の76歳の未亡人」でした。
こんな話は有り得ないだろうと思いつつもメールのやり取りをしていました。
振込先の銀行口座も東北銀行の千厩支店の個人で、何故?と思いましたが国内にエージェントがいるとの
話でした。何か怪しいとその時点で思い止まれば良かったのですが、それまでの流れででそんなものかと考え振り込んでしまいました。
人の善意に付け込んだ悪質で手の込んだやり方に大変腹が立ちます。
何とか取り返したいと思っていますが、これは無理なのでしょうか?

匿名希望 様
まずは被害に遭われたことにお見舞い申し上げます。
被害の詳細な状況をコメントいただきありがとうございました。
—————

 >振込先の銀行口座も東北銀行の千厩支店の個人で、何故?と思いましたが国内にエージェントがいるとの話でした。
何か怪しいとその時点で思い止まれば良かったのですが…

スロウ人より:
私の場合はインターネット銀行大手でしたが、相手方は様々な金融機関の口座を所持しているようですね。
過去戴いたコメント内容と併せて考えると、組織犯罪と見て間違いない様です。
犯罪を成功させるために日本国内で調整や取次を行う者が複数いる可能性もありますね。
金融機関口座は、裏ルートいからの買取りや多重債務者から奪取したもの等を利用しているのでしょう。
—————

 >何とか取り返したいと思っていますが、これは無理なのでしょうか?

スロウ人より:
詐欺事犯に関しては、被害金額が巨額であったり 同一犯と思われる犯行が頻回に発生してマスコミが騒ぐ程度の規模にならないと、警察はなかなか腰をあげてくれません。
しかしながら、犯行の核心に比較的容易にたどり着きそうな客観的証拠(振込先の金融機関口座や相手方の素性が分かるようなメールやり取り)があれば、既に受理している案件と併せて前向きに捜査してくれる可能性はあります。
本件は広域的な犯行であると思われるので、すでに各都道府県で連携を執っていることも期待できます。
なので、PC やスマートフォンに保存されている犯人側とのやり取りや振り込みの証などを持参して、所轄の警察に相談されることを強くお勧めします。
—————-

 >人の善意に付け込んだ悪質で手の込んだやり方に大変腹が立ちます。

スロウ人より:
匿名希望様のお怒りはごもっともで、胸中いかばかりかとお察しいたします。
しかしながら公安の対応として、強盗などと違って詐欺の場合は「被害に遭ったのは油断していたからだ」との論調で被害者側(あなた)にも責任があるという見方をされるのが一般的です。
そのため所轄の警察に相談に行った際に、担当官から上記の様な態度を露わにされて不快な思いをするケースがありますが、どうか気にしない様にしてください。
「捜査をお願いします」ときっぱり伝えて証拠資料を受理してもらいましょう。
「告訴」または「被害届」が捜査の端緒(きっかけ)となりますが、犯人がどこの誰か分からない場合(被告訴人不詳)であっても問題ありません。
告訴においては犯罪行為の特定(詐欺の事実)があれば足り、あなたが犯人の処罰を求める意思表示をすることで成立します。
犯人が特定できない段階でも犯罪行為が特定できれば告訴は可能です。
ただし、告訴は原則受理されるべきもの(刑事訴訟法)ではありますが、現実の運用では必ずしも受理されない(捜査が開始しない)ケースも多々あります。
上記に書いたような事情(被害金額が巨額であったり、同一犯と思われる犯行が頻回に発生してマスコミが騒ぐ程度の規模)が無い場合は、受理は難しいと言えるでしょう。
そのような現実はありますが、同様の被害に苦しむ人をこれ以上増やさない抑止の一助として、ぜひ所轄の警察署にてご相談いただきたいと思います。

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上の投稿をした者です。
Asiaworldsecured.comという運送会社からも荷物の追跡番号が案内されています。
その追跡番号によると昨日(11月14日)シドニーを出て明日(16日)に届くスケジュールでしたので、今日改めて確認してみると、荷物がイスタンブールに行ってました。あり得ません。

匿名希望 様

追加で返信させていただきます。
偽サイトである Asiaworldsecured.com のホームページに追跡番号を入力することで、配送状況が表示されるということでしょうか?
本件記事を書いていた頃は Asiaworldsecured.com のホームページ上にその様な機能はありませんでした。
Asiaworldsecured.com という偽のサイトに新たに機能を追加して、より実在の会社に近づける改訂をしているのであれば、今後も同様のスキームで本件詐欺を継続する意図があると推察されます。
この様な事情も併せて所轄の警察に状況を説明すると良いと思います。

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自分も先日、FACEBOOKの友達申請を承認した後に数日後に同様の内容をFACEBOOKのメッセージで受け取りました。

2023/10/12 友達申請承認
2023/10/24 自己紹介のメッセージ
(名前の○はFACEBOOKで使用している名前でした。)

「福島県田村市の○○○○○と申します。 私はオーストラリアを拠点とする76歳の未亡人です。

あなたは日本でどこに住んでいて、何歳ですか?」

上記のメッセージを無視してたら、喉頭癌のメッセージがきました。

2023/11/17~

5億円の箱があり、30%はあなたの~というような同様のメッセージが送られてきました。

「最後の願いは何ですか?」

と返信したら、同様のメッセージがきました。

「慈善団体に寄付して欲しい」とのことだったので

「私を通さずに、直接、自分で送ればいいのでは?」

と伝えたら、大きな慈善団体ではなく、あなたの近くの慈善団体に寄付して欲しいとの、いろいろメッセージを送ってきました。

その時点では送料の話はなかったので、
・どこの慈善団体かは一任させてくれるのか?
・日本の譲渡税については考慮しているのか?
質問しましたが、質問内容については、全く返信なく、一方的にお願いのメッセージばかり、送ってきました。

2023/11/24 に相手の個人情報が送られてきました。
ーーーーーーーーーーーー
これが私の個人情報です
氏名:○○○ ○○○○
メール:-ーーーー0@gmail.com
病院の住所:キャンベラ病院。 ヤンバ博士、ガランACT 2605、オーストラリア
番号:+61 491 570 158
LINEID:ーーーーー
自宅の住所:2 EdinburghAv。
キャンベラ。 ACT2601。
ーーーーーーーーーーーー

この時点では、自分の質問には返信せず、一方的に助けて欲しいとのメッセージばかりだったので、詐欺だと思いながら、やり取りを続けていました。

この時点で、

「この内容が真実だったら、自分にできるコトであれば、何かお役に立てればと思います。

ただし、自分はお金がないので、詐欺だとしたら、自分からはお金は取れないですよ」

というようなメッセージを送り、個人情報を送りました。

その後、運送会社から、送料の選択(50万円か39万円)のメールが届きました。
なぜか、微妙に違う似たような内容のメールが2通届きました。

最終的には、運送会社には全く返信せずに、送料を払う話は聞いてなかったので、そちらで送料の対応をして下さい、とメッセージを送ったら、

クレジットカードが盗まれた、
他の家族は私が早く死ねばいいと思っている、
病院では虐待されている、
などのメッセージがきて、
とにかく、私を信じて助けて下さい、
というようなメッセージがきました。

さきほど、まさに最後のやり取りをしたのですが、
こちらにメッセージを送らずに、
自分で運送会社に連絡して送料を何とかして下さい、
と送りました。

その後も、いろいろメッセージはきていますが、
詐欺の貴重な資料として保存しようと思ったので、
あくまでも、

「あなたの話が真実なら、自分は送料は払えないけど、受け取ることはできますのよ」

という対応をしてます。

長文のコメント、失礼しました。
参考になれば幸いです。

SS 様
詐欺の相手方との詳細なやり取りを送信いただき、ありがとうございます。
先方からの一連の要求を追ってゆくと、私が取材させていただいた「S さん」のケースと比較して詐欺の手法は進歩していない印象です。
それにしても、かなり一方的な論調で食い下がってくる相手だということが良く分かりました。
SS 様は終始冷静で、金銭の要求に対して毅然とシャットアウトしたことが被害を防ぎましたね。
心が弱っている時や金銭に窮している時、つい出来心で相手の言われるがまま振り込みをしてしまう方が一定数おられます。
その様な被害が一人でも無くなる様、SS 様の当コメントも公開させていただきます。
この度はありがとうございました。

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9月に被害投稿した者です。私と同じ被害に遭われた方がいた事に驚き、怒りを隠せません。私が振り込んでしまった後、ホーム画面に追跡番号を入力して見た時は、シドニー〜イスタンブール(確かトランジットで)〜仁川空港という空路でしたね。それで仁川空港の税関で箱を押収されて関税•非検査証明他で約530万?あまりの金額払込を要求されたのです。この時点で、詐欺だと確信して後警察に被害届を出したのです。
被害にあって以来、メールが執拗に11月末まで毎日のように送信され続けてました。
先ほど、asianworldsecureホーム画面にアクセスしてみましたが見つかりませんでしたので、削除されたかも知れません。

匿名希望 様

先ずは被害に遭われたことにつきお見舞い申し上げます。
詐欺の相手方の手法につき、分かりやすい情報をありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーー

 >ホーム画面に追跡番号を入力して見た時は、シドニー〜イスタンブール(確かトランジットで)〜仁川空港という空路でしたね。

スロウ人より:
実際に荷物を発送して追跡番号で荷物を追跡可能としているのは、詐欺の発覚を少しでも遅延させて当局の追跡を振り切るのが目的でしょう。後日まで執拗にメールが送信され続けるのも時間稼ぎの意図があるものと予想されます。

 >先ほど、asianworldsecureホーム画面にアクセスしてみましたが見つかりませんでしたので、削除されたかも知れません。

スロウ人より:
貴重な情報をありがとうございます。
今まで実際に被害に遭われた方が 偽サイトのリンクをネット等で公開して注意喚起することによって、騙して当該リンクに誘導するのが難しくなってきた(バレやすくなってきた)のだと予想します。
なので、リンクを変更して新たなサイトに誘導している可能性があります。
詐欺を成功させる補完的な仕組みとして 偽のサイトに誘導して信憑性を高め、詐欺では無いと誤認させる手法は今後も変わらないと思われます。
引き続き注意が必要ですね。

通常であれば毅然とした態度でNo! と言える方でも、疲弊している時や悩みの渦中にある時などは犯罪被害に巻き込まれてしまうケースが誰しもあります。
その様な被害が一人でも無くなる様、当コメントを公開させていただきます。
この度はありがとうございました。

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