実例❷:ネット詐欺 「76歳 未亡人」「資産5億円」 SNS詐欺 インスタ 詐欺 箱モノ詐欺

アイキャッチ画像:外国人詐欺グループ_ネット詐欺❷

国際ネット詐欺:1日10分・1週間で50万円の収益 ?!

ネット詐欺に関する前記事では、インスタグラム等で再燃しているネット詐欺の実例をご案内しました。

人の好意に乗じたり、恋愛感情をくすぐるなどして偽名の銀行口座に金銭を振り込ませる卑劣な犯罪です。
SNS上で1週間程度のやり取りが続いて すっかり相手を信用してしまい、数十万円もの大金を振り込む方が後を絶ちません。

私(スロウ人)の知人に 警察関係者がいますが、日本人は世界の国の中でも特に狙われやすいそうです。

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さて、前記事の読者の方(以下「Sさん」と言います)から、外国人詐欺グループに関する情報提供がありました。
実際にあった詐欺事例として 本記事で第二弾としてご紹介します。

ソーシャルネットワーク上の詐欺に注意しよう!

 

内容は、Sさんと外国人詐欺グループによるインスタ上の濃密なやり取り(画像あり)です。
なお、Sさんには、Zoomでリアルなお話も伺うことが出来ましたSさん ありがとうございます)。

この章のタイトル通り、詐欺の手口としては 少しばかりの手間ヒマで 40万円~50万円を掠(かす)め取ろうという小賢(こざか)しいものです。

“ こんなのに騙される人いるの? ” と思われるかもしれませんが、被害者数の多さは 各都道府県の警察データや 国際連合広報センター(いわゆる国連)の ホームページ上での注意喚起が物語っています。
くれぐれも 金銭や色恋に目が眩(くら)んだり、コチラの親切心を逆手に取る輩には つけ込まれないよう注意しましょう。

 

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5億円の30%を あなたに差し上げます!

きっかけは、インスタグラムでお互いに「いいね」や「フォロー」をしたことから始まったとのこと(王道のパターンです)。

外国人詐欺師達は、すぐにインスタのメッセージ機能を利用して接触を図ってきます。
なので、あなたがフォローした直後に 相手からメッセージの着信があった場合は、詐欺を疑う気持ちでいた方が良いでしょう。

画像:インスタ詐欺

インスタのメッセージ機能は、このマークをクリック

 

今回の主役、国際詐欺と思われる者のインスタアカウント。

引用画像:国際詐欺グループが開設しているのインスタアカウント画像1

 

怪しいインスタのアカウントを見分ける一つの目安として、以下図の様に「フォロワー が少なく、フォロー中 が極端に多い」ことが挙げられます。

ひたすらに「いいね」や「フォロー」を押し続けて、反応があった人達を詐欺のターゲットとして漁っているのです。

引用画像:国際詐欺グループが開設しているのインスタアカウント画像3

 

さらに、怪しい点が2つあります。
インスタへの投稿が12回ありますが、一番最初の投稿日付と 最後の投稿日付が同じ「9月18日」という点と、以降の新規投稿が無い点です。
詐欺専用のアカウントとして開設された可能性が高いですね。

引用画像:国際詐欺グループが開設しているのインスタアカウント画像2

初回から直近まで、すべてが9月18日に投稿されたもの

さて、詐欺(の嫌疑が濃厚)の相手方から Sさん宛てに送信されたメッセージを見ていきましょう。

最初からフレンドリーではありますが、丁寧です。
キチンとした人なのかな? と期待したりもします。

引用画像:国際詐欺グループが開設しているのインスタアカウント画像4-2

 

早速 Sさんに対して Deep な自己紹介を送ってきました。

概要は 以下の通りです。

千葉県野田市の出身
・オーストラリア在住の76歳未亡人
・現在、咽頭癌で入院中(余命僅か
・夫(故人)から5億円の資産を受け継いだ
・自身に代わって 資産を慈善活動に捧げてほしい
・手伝ってくれたら5億円の30%を差し上げたい

画像:詐欺やりとり画面②

千葉県野田市で生を受け、27歳の時にオーストラリア人と結婚して そのままご主人の生まれ故郷に移り住み、苦節50余年とのことです。

お涙頂戴的な、非常に長い自己紹介から始まりましたね。
70歳後半に複数回 手術をして、“ 余命は僅か ” とのことです…。

以下、記事中では この詐欺師と思われる人物を76歳未亡人」と呼びます

 

「76歳未亡人」に関する情報の マスキングについて

さて、本記事に挿入されている各図では、76歳未亡人のインスタグラム上に記載されている以下の情報をマスキングしています。

・表示名
・アカウント名
・顔写真
※ 複数組み合わせることで本人特定につながるものを含みます

これは、Sさんが 詐欺グループの指定して来た金融機関口座への振り込みを あと一歩のところで思いとどまったことで、実際の金銭被害が出ていないことが理由です。

つまり、振り込んだ後に 相手方と音信不通となり、詐欺被害が現実になったという事実が無いため、76歳未亡人の言う “ 5億円の資産を慈善活動に捧げてほしい ” という主張が、彼女の真意であった可能性もゼロではないと言えるためです(当記事を読み進むにつれて、多くの方は “ ゼロだろう! ” と確信するのが自然ですが…)。

実際に被害は無かったものの、詐欺には「未遂罪(刑法第250条)」があるので、財物を差し出させる目的で相手を欺(あざむ)く行為だけでも、刑法上の罪に問われることになります。
しかしながら、今回の 76歳未亡人による 一連の行為や内心を「詐欺だった!」と われわれ 一般人が断定することは出来ません(それは司法の役割です)。

そのため、司法に依ってしか行えない行為(詐欺罪や同未遂罪を断定すること)を一般人が独断で行い、その結果を広くネット上に流布することは、76歳未亡人に対する 名誉毀損罪 又は侮辱罪、肖像権の侵害 等にあたる可能性があります(特に顔写真に関しては、ネット上から勝手に拝借した 無関係な方の写真である可能性があり、慎重な取り扱いが必要)。



76歳未亡人からSさんに寄せられた一連のメッセージや、彼女以外の登場人物である 運送会社の取引銀行情報など、やり取りを追って行けば行くほど 本件が詐欺であることが より確定的となり、Sさん共々 腹立たしさがこみ上げてきました。

しかしながら、本当の犯罪者かどうかが明確でない(司法に依るジャッジを経ていない)状況で、一般人が勝手に断罪 ⇒ 公表する行為それ自体が「犯罪」となるため、76歳未亡人のプライバシー(咽頭癌で療養中の顔写真など)の情報は、すべてマスキングさせて頂きました。

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Sさんが本件で不快な思いをされたことは事実ですが、76歳未亡人を「晒す」ようなことは望んでおられませんし、私(スロウ人)は Sさんのご意思を尊重して記事を書かせていただく立場です。

今後、本件と似通った経験をされる方がいるかもしれません。
その際に、「この顔画像や、メッセージの文体は見覚えがあるぞ…怪しい!」といった気付きを得て頂ければ幸いです。

当記事を閲読される皆さまにおかれましては、ご理解のほどお願いいたします。

 

5億円もの大金を、インスタで「いいね」をしただけの 一度も会ったことのない相手を信じて託してくださるそうで… 大変な重圧を感じますね。

画像:詐欺やりとり画面③

どうやら、5億円の財産はシドニーを拠点とする運送会社に預けられているようです。
その5億円が、日本の一般家庭の玄関まで(一度に全額か 小分けなか分りませんが…)届けてくれるようですね。
慈善活動の内容は こちらで勝手に決めてしまって良いのでしょうか?
それにしても、5億円の30%である1億5千万円も中抜きして良いとは、随分と気前の良いお話ですね。

 

76歳未亡人によると、5億円の受け渡しについては Sさん運送会社とのやり取りになるようです。
そのためには、こちら側(Sさん)の個人情報を 運送会社へ発信しなければならないようです。

この 運送会社は、76歳未亡人の自作自演 又は 同じ詐欺グループでしょう。
この手の詐欺は、個人の詐欺師(すべての登場人物を自作自演) 又は 組織を形成する詐欺集団とに分かれますが、本件がどちらなのかの判別はつきませんでした。

さて、Sさん宛てに開示を要求された個人情報は 以下の5つです。

フルネーム
現住所
電話番号
メールアドレス
LINE の ID

画像:詐欺やりとり画面④

Sさん76歳未亡人に対して、ご自身の個人情報を送ることに ちょっと難色を示したそうです。
図にある様な Sさんの懸念に対して、一生懸命に信用を得ようとしている76歳未亡人の一途な姿勢が伝わってきます。

文中で、しつこいくらいに 運送会社を持ち上げています。
なので、この運送会社も 詐欺ストーリーの重要な登場人物であることが、この時点で想像できますね。

画像:詐欺やりとり画面⑤

今回の詐欺は「箱のモノ詐欺」というカテゴリーに該当するでしょう。
“ 私の今の状況ではそれが出来ないので、あなたが運送会社と連絡を取り合って、あなたに○○が届くようにして欲しい ”
という話の建て付け
は、まさに外国人によるSNS詐欺の典型例と言えます

 

国際ロマンス詐欺」というカテゴリーの場合も、同様の要求(会社や個人などの第三者を間に挟む)をしてきます。
過去あった多くの事例では、「アメリカ軍に在籍している女性軍人」という設定で、 “ 私の軍人という立場では直接金銭を扱うことが出来ない(軍を除籍されてしまう)ので、私が信用を置いている民間人と連絡を取り合ってほしい ” などといい、詐欺仲間である “ 民間人 ” とのやり取りを促して来るというパタンです。

 

76歳未亡人が、自身のメールアドレスを送って来ました。
信用の度合いを高めることが狙いでしょうか。
他にも、76歳未亡人Sさん運送会社の三者の動きを、リアルタイムで把握しやすくする意図があるのでしょう。

画像:詐欺やりとり画面⑦

この後、Sさんも自身のメールアドレスを 他の個人情報とともに76歳未亡人へ開示しています。

Sさんが自身のメールアドレスを開示したことで、インスタで受信している 76歳未亡人のメッセージが Sさんの Gmail アドレス宛てにも同時送信される様になりました。

インスタとGmail の両方で 76歳未亡人からの大量メッセージを受信し続けて、“ 指定の口座に早く振り込まなきゃ… ” という気持ちに 段々となって来たそうです。

今回、詐欺過程の詳細な情報を提供してくださったSさんですが、76歳未亡人とのやり取りの中で、金額が大きいこともあり 段々と怖くなってきたと言っておられました(Zoom にて述懐)。

国際詐欺グループとのやり取りなど、そうそうあることでは無いので無理もありません。

そのため、76歳未亡人へ提供したSさんの個人情報(住所・電話番号)は、某県警の生活安全課(詐欺犯罪を扱う部署)の住所と電話番号を記載したとのこと(いざという時の保険のような感覚で、県警の住所を記載したとのことです)。

この点、Sさん なかなか機転が利く方だな!と感心いたしました。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ4

しかしその後も、76歳未亡人とのインスタ上のやり取りは、何ら変わりなく続いたようです(初めから5億円など贈る気はさらさらないので、住所や電話の情報などチェックしないのでしょう)。

Gmail アドレスは、ご自身が使用していた本物なので、詐欺相手に開示してしまったことを とても後悔されていました(もう怖くて使えない)。

尚、LINE IDについては SさんがLINE自体のセキュリティを信用しておらず ハッキング(電話番号の特定)が怖いので、“ LINE ID は持っていない ” と回答したとのことです。

 

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詐欺仲間から メールが届いた…

さてここで、具体的な 運送会社(詐欺仲間?)の名前が出てきました

会社名:

Asia Delivery Service and Security Company

76歳未亡人の説明によると、上記の会社から SさんのGmailアドレス宛てにメールが送信されて来るとのことです。
しかし、この会社名をネットで検索をかけたところ ヒットしませんでした。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ5

そうこうしているうちに、SさんのGmailアドレス宛てに、運送会社から連絡が届きました。

ご丁寧にも シッカリ日本語で(通常は英文でしょう…)。
逆に 疑わしい印象ですね。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ11

あれ??(に注目

76歳未亡人が教えてくれた会社名:

Asia Delivery Service and Security Company

という会社から連絡が来ると言っていたのに、会社名が違いますね。

 

実際にメールが届いた会社名:

Asia World Secured

という会社からメールが送信されてきました()。

文末にウェブサイトの記載()があったので クリックしてみると、

https://asiaworldsecured.com/

というサイトに飛び、実際に(サイトは)存在していました
しかし… この 運送会社の正式な社名は、「ASIA WORLD SECURE(“D”無し)」の様です。

メールアドレスやウェブサイトは「secured❷❺」になっていますね…
偽サイトなのでしょうか??
それにしては、アニメーションをふんだんに用いるなど なかなか精巧な造りです。

❸❹ は、騙し取ろうとしている金額が記載されています。
より信憑性を持たせるためか、「50万円/380,000円」という2つの選択肢を提示していますね。
それにしても、翻訳ソフトで日本語の文書を作成した感がアリアリです。

 

試しに、サイト内の「お問い合わせ」からメールを送信してみると、

通常であれば、お問い合わせのE-Mail欄にメールアドレスを記載して「Send Message」ボタンを押した場合は、確認メールSさんのメールアドレス宛てに送信されてくるはずですが…
一切送信されて来なかったそうです。

私(スロウ人)も「Send Message」ボタンを押して 問い合わせをしてみましたが、Sさんと同様に確認メールは送信されませんでした(やはり偽サイトなのでしょうか)。

 

ちなみに、サイトTOPページにあるこれらのボタン(右の3つ)の他、ところどころにあるボタンをクリックしてみましたが 反応は無し(ほかの画面に遷移しない)でした。
一見、大手企業のようですが…少々貧相な造りだと感じました。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ19

 

話が違うよ! と指摘してみた…

76歳未亡人に対して、運送会社の社名が 最初に教わった会社と異なる点(説明と違う)について 以下のように指摘してみると…

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ6-2

 

76歳未亡人は 痛いところを突かれて狼狽(うろた)えたのか、しばらく時間が経ってから「私を信用してください!」に終始した長文(延々と続く)が送られて来ました。
Sさんの問いに対する明快な回答は一切ありません

76歳未亡人は間もなく “ 命が尽きそう ” とのことなので、焦っているのでしょうか…(笑)

画像:詐欺やりとり画面⑫

延々 この調子なので、飽きたらスクロールしてください。

画像:詐欺やりとり画面⑩

延々 この調子なので、飽きたらスクロールしてください。

画像:詐欺やりとり画面⑪

 

延々 この調子なので、飽きたらスクロールしてください。

画像:詐欺やりとり画面⑬

延々 この調子なので、飽きたらスクロールしてください。

画像:詐欺やりとり画面⑭

 

76歳未亡人は、船(運送)会社について “ 心配しないで、信用して!” と盛んに主張していますが、それはムリ筋というものでしょう…

画像:詐欺やりとり画面⑯

 

肝心の送金方法(不振り込み先の情報)についての記載が、運送会社からのメールにはありません。

まずは、ファーストクラス(50万円)又は セカンドクラス(38万円)のいずれかを選んで、運送会社へ回答が必要なようです。

Sさんがこの回答を運送会社になかなか送信しないので、76歳未亡人がヤキモキしているのが分かります。

引用画像:国際詐欺グループからのインスタメッセージ

 

そのため、Sさんに対して、“ 運送会社とのやり取りを自分のアドレスに転送しろ! ” と言って来ました。

Sさんは、運送会社へメールを送信した直後に、コピペした内容を76歳未亡人にインスタメッセージで報告しました。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ9

 

すると、76歳未亡人はたちまち上機嫌に(笑)
Sさんが徐々に詐欺のカタに嵌(はま)りつつあることに安心したのでしょう。
丁寧なお礼と、就寝前のご挨拶を頂きました…

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ10

 

引き続き、Sさんが 76歳未亡人に質問しました。
肝心の「箱の中身」について。

“ 本当に現金5億円が玄関に送られてきたらどうしよう ” と、期待して興奮したそうです(Sさん しっかりしてください!と言いたくなりますね…)。

メリットの大きい話をひたすら浴びせかけられると、冷静な判断力を欠いた心理状態に陥りがちですね 💀

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ7

ちなみに、箱の中身が何なのかの具体的な回答はありませんね。

 

引き続き、76歳未亡人から 朝晩連続でメッセージが舞い込んで来たそうです。

内容はいつも、

・病床の私を助けて
・私はもう飲食出来ず、死が近い
・日本の祖先が私たちを祝福している
・会社は本当に信頼できる、間違いない
・疑いを持たずに(入金を)実行して
・私があなたを騙すと思いますか?
・地球上で最後の私の願いを叶えて!

以下同文(笑)

画像:詐欺やりとり画面❶

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❷

 

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❸

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❹

 

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❺

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面❻

このあとも又、延々と同じ調子で続くのですが、割愛します。

 

詐欺相手が 顔写真を送って来た…

そうこうしているうちに、76歳未亡人は 顔写真(別途、拡大図あり)を送って来たそうです。

ステージ4の咽頭癌とのことで、チューブが喉に挿し込まれており痛々しいですね。

引用画像:76歳未亡人の写真_現在(病院にて)

“ 私はあなたに嘘をつくことは出来ない ” って、本当ですか…

 

76歳未亡人の顔写真を拡大してみました。
(詐欺師側が どこからか勝手に拝借して来た写真の可能性があるため、プライバシー情報の保護/肖像権保護の観点から 念入りにモザイクをかけています)。

画像:詐欺やりとり画面⓳

こんな痛々しい(偽の)写真を送りつけて善良な日本人の同情を買い、たかだか38万円~50万円を騙し取りたいのか!と…、腹立たしくなってきます。

 

元画像(モザイク無し)を Googleで検索してみましたが、ヒットしませんでした。

画像:詐欺やりとり画面⓴

 

顔写真を送ってきた後に、76歳未亡人から引き続き 身の上話と 5億円贈与のメッセージが 延々と続きます。
何やら、“ このお金は合法です ” とまで言い出しました…。

画像:詐欺やりとり画面❽

延々 この調子なので、飽きたら読み飛ばしてください。

画像:詐欺やりとり画面⓫

上記の5倍ほどの分量があるので、割愛します。

 

振り込みます! と 回答してみた…

Sさんは、76歳未亡人とインスタ上でやり取りする一方で、運送会社とはGmail を通じて 質問したり 指示を仰ぐ 等のやり取りをしていました。

 

Sさんから運送会社への質問メール(回目):

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ14

 

 運送会社は、76歳未亡人の自作自演か 又は 背後で必ず通じているはずです

なので、76歳未亡人が “ これは搾り取れる! ” と判断したら、運送会社は 速やかに金銭の支払い方法などの具体的な進め方を、Sさんへメールで指示しなければなりません。

しかし、76歳未亡人運送会社との連携が あまり良くないようです(自作自演ではなく、他のチームなのか?)。

運送会社は、不思議と振り込み先の情報を出し惜しみしますね。 

詐欺師:76歳未亡人とのやり取り_1

運送会社と連絡を取ったか?についての確認が、1日3回以上 送信されて来たそうです。
詐欺の身内なのだから、自分で確認すればと思いますね(笑)。

 

再度、“ 運送会社にはメールしたよ ” と報告すると 上機嫌に。
安心したのか、もう就寝されるようです zzz

詐欺師:76歳未亡人とのやり取り_2

 

さて、いよいよこの「箱モノ詐欺」もクライマックスに近付いています。
運送会社(詐欺)から 積極的なメールが送られて来ました。

“ さぁ、金の準備は出来てますか? ” 、という論調です。

国際詐欺師集団からのインスタメッセージ16

ところが、またもや 肝心の振り込み先の金融機関や口座番号が書かれていません
詐欺師側も、さすがに金融機関情報の開示は慎重になっているのでしょうか。

 

なので、Sさんが 運送会社宛てに 再度の質問メールを送信。

Sさんから運送会社への質問メール(回目):

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り

 

返信がありました。
が、…またもや 振り込み先に関する記載はありません。
運送会社の信頼性を補強する話(=もっともらしい話)ばかりが書かれています。
テンプレート化されているメールを、ただ順番に送ってきているのでしょう。

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り2-1

 

Sさんが もやもやしていると、上記のメールから17分後に再度メールが。
今度は、振り込み先の金融機関情報が明確に記載されています!

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り3-1

図にも注記したように、口座名義は Asia World Secured 等の法人名では無く、ただの日本人女性の個人名でした(いい加減すぎますね)。

 

大手法人が、個人口座名義の振り込み先を指定するわけ無いだろう!と思いますが、すでに冷静さを欠いた状態のSさんは、“ そんなこともあるかもしれないな… ” と考えたそうです。

が、念のため “ 法人の振り込み先名義が なぜ個人名なのですか? ” という質問を、Sさん運送会社宛てに送信しています。

Sさんから運送会社への質問メール(回目):

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り(質問送付)

 

運送会社からの回答です。
回答の内容があまりにもお粗末で、自ら詐欺と言っているようなものですね …

引用画像:国際詐欺グループとのメールのやり取り(質問への回答)

 

詐欺相手が 家族写真を送って来た…

振り込みまであと一歩というタイミングを図ったかの様に、76歳未亡人からダメ押しの写真付きメッセージが送られてきました(下段に拡大写真あり)。

振り込みに関する説明も たいへんに🔥熱量の高い文章となっています。
特に、“ 箱の中のお金はすでに円になっています ” というくだりが、手際が良すぎて感心しますね(笑)。
直接的な表現でトドメを刺しに来た、という印象です。

引用画像:76歳未亡人から送られた自身の幼少期写真

 

写真の拡大図です(モザイク済み)。
76歳未亡人は、1946年生まれ(昭和21年)なので、戦後生まれということになります。
写真の時代考証は、昭和初期(1926年~)といった印象です。
この写真も、どこからか勝手に拝借したものではないでしょうか。

引用画像:76歳未亡人から送られた自身の幼少期写真(拡大図)

 

元画像(モザイク無し)を Googleで検索してみましたが、同じ画像はヒットしませんでした。

76歳未亡人から送られた自身の幼少期写真(Google検索)

 

詐欺の銀行口座は すべて本物だった!

Sさんから送っていただいたメールやスクショに記載された情報を基に、詐欺グループが悪用している日本国内の銀行口座が生きているかを私(スロウ人)が調べてみました。

詐欺の相手方が指定して来た口座は、3つあります。

詐欺グループの銀行口座を確認

前章で「旧インターネット系の銀行」を一つ挙げました(いちばん上)。

それ以外で、2つほど振り込み口座を指定してきたそうです。
これら3つの口座は、すべて生きていました。

いずれも、日本在住の人を騙して作らせた口座を買い取ったり、多重債務者の通帳を預かると称して そのまま盗用したりしているのではないでしょうか。

Sさん、振り込む一歩手前で踏みとどまることが出来て、本当に良かったですね!

 

まとめ:詐欺被害に遭わないために

Sさんは、最終的に5億円の30%である1億5千万円を諦める(詐欺だと気付く)に至りました。
76歳未亡人運送会社とのやり取りの中で、見たことの無い大金への期待が膨らむと同時に、不安と恐怖に苛まれ続けたようです。
以下の様な心理状態だったと、Zoon で話しておられました。

“ 最初は不安や恐怖が強かったが、その一方で とてもうま味のある話だと思い込んでしまった。
終始 胸がドキドキして、38万円を振り込んでしまったら楽になると何度も思った。
しかし、だんだんと相手の説明が荒唐無稽だと気付き始め、最後の方では怒りや正義の気持ちが湧き起って来た ” 

 

冷静な気付きが Sさんを被害から救いました。
そして、前回 詐欺に関する記事を閲覧いただいたご縁で、Sさんの正義の怒りとともに本件の情報提供に至りました。

Sさんとはメールでのやり取りの他に、Zoom でもお話を伺いましたが、私(スロウ人)の印象は、やすやすと騙されるようなネットリテラシーの貧弱な方では無い印象でした。

しかし、仕事の疲労が溜まっていたり  生活上の不安が重なったりすることで、平素は しっかりした方でも ついフラフラと「うま味」を感じてしまうことがあるものです。

 

この記事の目的は、第二、第三の被害者を出さないことにあります。
繰り返しですが、各都道府県の警察や 国際連合広報センター(いわゆる国連)の ホームページ上で注意喚起があるように、被害に遭われた方は確実に存在するのです。

国際連合広報センターのホームページ画像

引用元:国際連合広報センターのサイト( https://www.unic.or.jp/ 

 

日本貿易振興機構(JETRO)でも、コロナ禍前から注意喚起が掲載されています。

画像:ネット詐欺の日本貿易振興機構(JETRO)_注意喚起ページ

引用元:日本貿易振興機構(JETRO)( https://www.jetro.go.jp

 

本事例を頭の片隅に、皆さまの被害防止に役立てて頂ければ幸いです。

貴重な情報を提供いただき、体験をつぶさに共有いただいたSさんに 改めてお礼申し上げます、ありがとうございました。

 

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