リストラ・パワハラ退職前に「傷病手当金」について知ろう! ~ 基礎知識編 ~

リストラに怯えて悩むすべての方へ

はじめまして、スロウ人ブログへのアクセスありがとうございます。

会社からリストラを告げられた…
次の就職のあてもなく 不安で夜も眠れない…
そうこうするうち この記事にたどり着かれた方、つらい胸のうち  心からお察しします。

退職後も  すぐに食べていけるようなスキルがあったり、何年かは経済的に困らないほどの資産があったり、実家などに身を寄せて当面の生活をしのぐことのできるのは、ごく限られた方々でしょう 。

この記事は  私(スロウ人)の経験を踏まえ、ぜひ退職前に読んでいただきたい内容です。

・退職した翌月のタイミングで公的給付を受給して 生活費に充てたい
・公的給付の受給で 当面のあいだ経済的不安から解放されたい
・公的給付を受けながら ゆっくりと心身の健康を取り戻したい

 

そんな方々に焦点を当てて、公的給付の制度である傷病手当金の受給申請について 実践的な知識と具体的な手順をご案内します。

 

傷病手当金の受給には いくつかの必要な要件ありますが、仕組みが複雑な点があり、知識不足や 誤った自己判断によって その要件を満たせずに 不支給となる方が多くいます。
特に、退職前(在職中)の手続きにミスがあると やり直しがききません

ポイントをしっかり押さえ、無駄のない動きで申請を成功させましょう!

申請成功100%を目指そう

以下、少しだけ自己紹介をさせてください。
私は20XX年12月に、会社をリストラされました…  ( ノД`)ゥゥゥ

“ 今月末までに会社を辞めてください ”

まだ日本と世界が本格的なコロナ禍に苛まれる半年前のこと、人事担当者から1通のメールが送られてきました。

――――――――――――――――――――
20XX年8月△日
スロウ人さん

 お疲れ様です。
 お伝えしたいことがありますので、
 〇〇オフィスの##会議室まで
 9月△日 13:00にご足労願えますか。
 ご多忙のところ恐縮ですがよろしくお願いします。

人事部
□□  □□
――――――――――――――――――――

メールを読んだ瞬間、「あーーーっ、とうとう来たか」と(笑)

“お伝えしたいこと”… これは、自分がリストラ対象に挙げられたメールだ…  と確信しました。

まだ暑さの残る9月中旬、重苦しい気持ちで指定された会議室へ。
人事の話は案の定 “ 今月中に会社を辞めてください!” でしたね(笑)

どんな話かは予想していたものの、会社を辞めろと実際に口にされた瞬間… ローン支払いや子どもの学費、介護の必要な両親、日々の生活費などが頭をよぎり、コロナ禍で次の就職先もままならない…

こんな時、皆さん 同じ気持ちではないでしょうか (^^;)

私が勤めていた会社は、景気や業績にかかわらず、毎年リストラが行われる外資系企業でした。
とくに管理職に対しては、かなり過酷なリストラの網をかけていましたね。
管理職 = 中高年が多く、子どもの学費や住宅ローン、両親の介護など お金のやりくりで ゼェゼェ喘ぐ世代です。

老いた両親


過去には、年の瀬も近いクリスマスの日に人事から突然呼びだされ、“ 年内に辞めてください! ”  という非道も(泣)

今まで、リストラが原因と思われる  自ら命を絶った方も 一人や二人ではなかったですね…

近時は会社勤めという呪縛から逃れて、PCひとつで生計を立てるなど 働き方も多様化しています。
なので、“ 何とかなる! ”  と信じて、先ずは傷病手当金を受給しつつ  復活の準備に傾注してみてはいかがでしょうか。

 

あなたの生活や経済的な不安が少しでも軽くなり、心の健康を取り戻して 1日も早い社会復帰が実現しますように!! (^^)

 

まとめ

・リストラでうつを発症したら、傷病手当金の受給を検討しよう
・退職する前の準備手続きに漏れが無いよう注意して、申請を成功させよう

・わが身に手をかける(自死)は、絶対にダメ!
・給付期間中は療養に専念して、心身の健康を取り戻そう!

 

 

 

傷病手当金 とは?

それでは、傷病手当金の基本的な知識からご案内します。

 

傷病手当金制度の概要

傷病手当金は、病気やケガで働けなくなり  会社を休むことを余儀なくされた場合や、心労でうつを発症して会社に行けなくなった場合など、会社を休んだ日が連続して3日間あった上で、4日目以降の休んだ日に対して  会社の健康保険組合(= 以下、健保組合といいます)から支給されます。

傷病手当金の財源は、あなたが毎月支払っている社会保険料です。
なので、まず あなたが社会保険料を継続して1年以上払っているか確認してください(支払期間が1年以上なければ支給対象から外れます)。

1年以内の転職で現在の会社に入社した場合は、前の健康保険の喪失日(前の会社の退職日)と  現在の健保組合の取得日とが同じ日であれば、通算(期間を合算)が可能です。

 

具体例 ①:受給期間と受給額
もしあなたが  在職中にうつを発症して、会社を休んだとします。
 
傷病手当金は  一定の条件を満たすことで、会社を休んでいるあいだ  最大1年6か月間 毎月支給されます(休んでいるあいだは無給であることが給付の要件ですが、給与が出ていても傷病手当金の額より少ないときは  その差額が支給されます)。
 
受給額は  月給のおおよそ3分の2にあたる額です(なお、傷病手当金は非課税扱いとなり 収入として計上されないので 所得税がかかりません)。
 
1年6か月を超えなければ、会社に在職中はもちろん  そのままうつが回復せずに退職した後でも 引き続き受給できます。
 
すでにリストラが決定している方は、会社を退職した次の月を初月として  毎月受給するように申請することも可能です(詳細は後述)。
 

2022年1月施行の法改正について
支給対象期間の算定に関するルールが変更されました。
法改正後の変更点はこちら

お金(一万円札10枚)の画像


傷病手当金に関連する情報として、雇用保険に基づく「失業手当」という別の公的給付制度があるので ここで触れておきます。

傷病手当金を受給しながら1年6か月後には心身の回復に至った場合、就職活動を始める方が大半と思いますが、就職先が決まるまでのあいだは「失業手当」をもらうことが出来ます。
以下、具体例です。

具体例 ②:「傷病手当金」+「失業手当」
年齢50歳の方が  会社からリストラ(会社都合退職)を勧告されたとします。

雇用保険の加入期間が20年以上の場合、失業手当の支給日数は330日※1です。

傷病手当金1年6か月(18か月)と  失業手当330日(11か月)を合わせると、退職後29か月(2年5か月)※2 のあいだ  毎月給付を受けることが出来ます。
 

※1 失業手当の受給可能期間は 90日~330日と幅がありますが、これは 年齢や 会社都合退職か自己都合退職か などにより異なるためです。
※2 近年ネット上で、“ 退職後に失業手当を28か月 受給しよう ” というタイトルをよく見かけますが、これは多くの場合「傷病手当金」+「失業手当」を合算した期間だと考えて ほぼ間違いありません。

カレンダーの画像

給付の順番は、傷病手当金    失業手当  となります。
ルール上、同時に並行して受給することはできません(これら2つの手当をスムースにつなげる方法は “【続編】傷病手当金について知ろう!” でご案内します)。

傷病手当金の受給期間は最大1年6か月なので、失業手当のことを考える前に まず傷病手当金を確実に受給することに集中しましょう。

小アドバイス:
上司などからのパワハラ、長時間労働など 明らかに労働環境を原因として発症した うつ病に関しては、健康保険が扱っている傷病手当金ではなく 労働基準監督署が管轄する労災保険の対象となります。
しかしながら、労災補償の受給は手続きが大変なうえに 認定されるのは3割程度と言われているので、パワハラや高負荷の業務がきっかけで うつを発症したとしても、傷病手当金を申請して給付を受ける方が簡単かつ確実です。
どうしてもパワハラが許せないなどの理由で 労災の認定を目指す場合は、まず傷病手当金をもらいながら並行して労災を申請し、認定されたら労災補償に切り替えることも可能です(その場合、傷病手当金は返還が必要です)。
 

 

まとめ

・社会保険料を継続して1年間払っていたら、申請に着手しよう
・給付は最大1年6か月 & 支給額は月給の約3分の2(非課税)

・リストラ退職後も、健保組合から 毎月 傷病手当金の受給が可能
・傷病手当金終了後に、失業手当の受給へつなげることができる

 

 

 

受給の要件 とは ?

以下、会社在職中に行う準備(必須)をご案内します。

 

「受給の要件」☑ チェックリスト

傷病手当金  受給のために  在籍中にやっておくべきことがあります。
以下3項目にすべてチェックが入るように行動してください。

自身がうつだと感じたら、会社在籍中に、

 心療内科や精神科で診察を受けること… ※1
 連続して3日間休むこと… ※2
 退職日には絶対に出社しないこと… ※3

 

これら の要件をすべて満たした場合、傷病手当金の健保組合への申請は、退職日より後でも間に合うのでご安心ください (^^)

補足:
※1 必ず連続3日間の休みの前に、診察を受けてください。
2回目の診察時に、健保組合へ提出する医師の意見書(詳細は次章)を医師から発行してもらうために必要です。
※ 2 土日祝や会社の公休日(創立記念日など)も含めることが可能です。
具体的な休みの取り方は、次章「 連続して3日間休む」の項を参照してください。
※3 退職日に出勤してしまうと “ 就労可能だった ” とみなされ、退職後の傷病手当金は不支給となってしまうので注意が必要です。

 

受給の要件 の満たし方は?

前章チェックリストの3項目について、どのように行動したらよいかを さらに具体的にご案内します。

 

☑ 心療内科や精神科で診察を受ける

今まで精神医療を受診したことがない方は、初診は高いハードルかと思います。
しかし、何を話すか・伝えるかを あらかじめ整理しておけば大丈夫です。
” うつは心の風邪 ” と言われるくらいなので、風邪をひいた時の内科と同じ感覚で、過度に緊張せず受診してください。

まず、現在の精神状態を医師に告げましょう。
例えば、次のようなことです(上位3つは、私が在職中に同僚との会話で寄せられた心情を並べました)。

例:
・ リストラの可能性があり(又は決定し) 生活不安がとまらない

・ 家族には相談できず ひとり悩んで夜も眠れない
・ 会社に行こうとすると足がすくんで玄関から出られない
・もし退職になったら 傷病手当金を申請する予定である

問診票のイラスト

初診は、退職する前の月に受診することを強くおススメします。
なぜなら 退職日まで残り少ない日数のあいだに、必ずしも診察予約を取れるとは限らないからです(心療内科や精神科は予約が1か月以上先ということもザラです)。

ほか 上記以外の理由として、医師によっては 申請時に健保組合へ提出する証明書(以下、「医師の意見書」と言います)へ所見を記載・捺印することに 難色を示すケースがあり、そのような病院や医師にあたった場合は すぐに次の病院を探さなければならないためです。
なので、初診の際は 医師の意見書をスムースに発行してもらえそうかを見極めておくことが大切です。

なお、受給期間中の通院は、毎月最低1回は必要です。
理由は、申請を2か月や3か月分 溜めると そのあいだは生活費が入ってこないことと、健保組合では あなたが傷病手当金を受給する要件を満たしているかを常にチェックしているので、まじめに通院加療していないと判断されて 給付を打ち切られる可能性が高まるためです。
この点、医師の意見書 を毎月スムースに発行してくれる病院・医師であるということが、傷病手当金の受給には非常に重要であるのがお解りいただけると思います。

男性医師のイラスト

さらに、もしあなたが重いうつの状態にある場合は、精神医療の医師との相性はとても重要です。
初診時の医師が自分に合わないと感じたら、この場合も すぐに次の病院を探すようにしてください。


初診時は、健保組合へ提出する 医師の意見書は発行してもらわなくて良い(2回目の診察時でOK)ので、初診料・処方箋料だけ支払って帰りましょう。

小アドバイス:
医療機関が発行してくれる書面の一つに「診断書」というものがあり、聞いたことがある方も多いと思います。
この「診断書」は、うつを診断した内容であっても 傷病手当金の「医師の意見書」に代用できません。
傷病手当金の申請において健保組合に受理してもらえるのは、医師が所見を記載して署名捺印した「医師の意見書」だけなのでご注意ください。

 

まとめ

・初診で  伝えることを決めておこう(例を参照)
・初診は  退職の前の月に済ませよう
・初診で「医師の意見書」を毎月スムースに入手出来そうかを見極めよう
・毎月1回は通院しよう(申請も毎月)

・精神医療で大切なのは 相性の合う医師を見つけること

 

 

 

☑ 連続して3日間休む

この連続3日間の休みは  ルール上「待期期間(たいききかん)」と言い、病気やケガの療養期間と位置付けられます。
どのように休んだらよいかを図でご案内します(初診は済んでいるものとします)。
例えば、以下図のように  退職日が月末の31日だとすると、

傷病手当金 休み方 三日間 連続

と、図例のように 退職日よりも前に連続3日間休みます。
退職日までに確実に3日間を連続して休めるよう段取りを徹底してください。

3日間の内訳は、土曜(会社休日)・日曜(法定休日)・祭日を含めてOKです。
そのほか、会社の公休日(創立記念日など)を含めることも出来ます。

休んで充電中のイラスト

有給休暇を充てるケースもあるかと思います。
リストラ(会社都合退職)の場合、通常は有給休暇の買い取り制度の無い会社でも  有給の残日数を買い取ってくれることがあります。
その場合  有給を充てるのは損なので、極力  自分の休日と祭日などをつないで 3日間休みましょう。

ちなみに「有給休暇を充てて療養した場合は病気の療養とはみなされず、傷病手当金が支給されない」と書かれた記事を読んだことがありますが、連続した3日間の休みであれば それがすべて有給をあてた場合でも  支給条件として原則有効です。
ただし、健保組合によって判断が異なる(= 不支給になる)可能性があるので、健保組合の担当者に電話で直接問い合わせるのがよいでしょう。

 

以下の図は不支給判定される(待期期間が完成していない)の例です。

病手当金 休み方 三日間 連続

上図のように 会社在籍中に3日間の連続休暇を取れなかった(待期期間が完成しなかった)場合は、退職後の傷病手当金は却下となるので注意してください。

 

まとめ

・確実に連続3日間を休めるよう段取りしよう
・連続3日間の休みは 土日祝や会社公休日など含めてOK
・有給を使う場合は 健保組合に確認しよう

 

 

 

☑ 退職日には絶対に出社しない

退職日当日は必ず休んでください!

チェックリストの補足※3にも書きましたが、もし退職日に出社してしまうと  あなたは「就労可能だった」と健保組合から判断される可能性があり、その場合は退職後の傷病手当金は一切支給されません(いままでの準備がパーです)。
出社どころか勤務したような場合は、ほぼ「就労可能」と判断されてしまいます。

最終出社日は絶対に休む!
あなたにとって不利益であることを知りながら、あえて出勤を命じる上司や人事担当者からの業務命令は拒否してください。
念のため、退職のあいさつ出社も止めておいた方が確実です。
引継ぎ等でどうしても出社する場合は、会社側と相談して絶対に 出勤扱い にならないようにしてください。

 

まとめ

・退職日当日の出社は絶対NG(休む)
・あいさつ出社も避ける
・出勤命令は拒否する(やむを得ない場合は出勤扱いにならぬよう交渉)

 

 

 

申請書式・必要書類の入手と申請

この章では、申請に必要な書類の種類をご案内します。

 

「健康保険 傷病手当金支給申請書」の入手

健保組合から、「健康保険  傷病手当金支給申請書(以下、「申請書」と言います)」を入手しましょう。

あなたが加入している健保組合の連絡先は、社内電話帳や福利厚生の冊子等で かんたんに知ることができるでしょう。
労働組合(もしあれば)に訊いてみるのも良いでしょう。

あるいは、公開ホームページを立ち上げている健保組合も多いので「自分の会社名+健康保険組合」と入力して検索し、書式をダウンロード → 印刷しましょう。

申請書式は だいたい以下のようなものです(各組合で  独自に書式を備えている場合があるので、必ずしも図と同じではありません)。

傷病手当金 支給申請書見本:全国健康保険協会 >「健康保険傷病手当金支給申請書」から引用

 

本人/医師/事業者がそれぞれ記載する欄があります。
申請書を入手したら、記入見本を参考に 本人記入欄をさっそく埋めていきましょう(うつのさ中に  このような作業はシンドイでしょうが、頑張りましょう!)。
分からないことは、健保組合の担当者に電話でどんどん質問しましょう。

申請で最も重要かつ成否を分けるのは、前述した「医師の意見書(申請書2ページ目以降)」です。

傷病の主状態や経過概要を記入する欄に “ 労務不能 ” や “ 就労困難 ” など、仕事が出来ない状態であることが記載されていなければならず、もし無い場合は審査には通りません。

なので、初診時には正直かつ恥ずかしがらずに、“ 心身ともにしんどくて、仕事に就くことが出来ない ” 旨を医師にはっきり伝えましょう。

 

具体例:病院から「医師の意見書」のもらい方
2回目の通院時に、健保組合から入手した書式を医師(または受付事務)に渡しましょう。

3回目以降も同様に、医師の診察を終えた直後に “ 今月も申請するので記載願います ” と言って直接医師へ書式を渡し、その日の会計時に間に合うよう発行してもらうのが良策です。

書類を受け取るだけのために 後日病院を訪れることなく、受診したその日のうちに健保組合宛てに投函して、毎月の申請〆切日に間に合うよう申請するのがおススメです。

 

申請書上に 未記入や記入間違いがある状態で投函すると書類返送となり、その月の申請〆切に間に合わず 次月の処理にまわされてしまうことがあります。
間違いやすい箇所は、以下の3点です。

振込口座の記入ゆうちょの場合、支店名は「二一三支店」など漢数字3文字です。「○○郵便局」ではないので注意。

保険証の記号「健康保険被保険者証」の記号と保険者番号の記入間違い。逆に記入するケースが多い。

傷病名記入忘れが多い。医師の意見書 > 傷病名欄を参照。「うつ病」と記載されているはずなので、そのまま同じ文言を記入。

 

さて ここで、第1回目の申請のタイミングについて触れます。
傷病手当金は、会社を休んだ日が連続して3日間あった後の 4日目以降の休んだ日から支給開始となります(下図参照)。

支給開始の例:

休み4日目以降が支給対象の図

 

4日目以降の休みを退職月に取得した場合は、その月の分(まだ会社に在籍していたとしても)申請が必要です。
退職月に給与が支払われた場合は  その月の申請に対して傷病手当金の支給はありません(※注が、支給の有無に関係なく 申請自体は行わねばなりません(※注  ただし、給与が傷病手当金の額より少ないときは その差額が支給されます)。

給付金支給で安心のイラスト

上記の流れで、申請書提出後に  もし「支給決定通知 0円」という書面が郵送されて来ても、ルール通り(=給与が支払われた月は支給無し)で想定内なので安心してください。
翌月 第2回目の申請分からは、在職時給与のおよそ3分の2がしっかり支給されます。

 

まとめ

・申請書を入手したら、すぐに記入をはじめよう
・わからないことは健保組合の担当者に電話やメールで質問しよう
・「医師の意見書」は2回目の診察時に発行してもらおう
・第一回目の申請は、4日目以降を休んだ月の分から

 

 

 

「勤務実績」・「賃金証明」の入手

これらの書類は会社が作成するもので、傷病手当金をいちばん最初に申請する時に 添付が必要です。
「勤務実績」というのは、直近数か月の勤怠表です。
「賃金証明」というのは、給与明細のようなものです。
2つとも 申請2回目以降は添付不要です。

書類の名称は、会社が違ってもほぼ同じです。
人事部(会社によっては経理部、庶務部など)から入手しましょう。
社内イントラの申請システムなどがあれば、そちらから申請して入手します。
そのようなシステムが無い場合は、電話やメールで担当部門に依頼しましょう。

書類関係のイラスト


省力化とストレス低減のために、可能であれば 人事から健保組合へ完成書類を直に送ってもらうのが良いでしょう。

 

小アドバイス:
「勤務実績」や「賃金証明」は会社が作成し、代表取締役の押印が必要です。
しかし、会社によっては この証明を発行してくれないことがあります(社員がパワハラなどハラスメントがきっかけでうつを発症した場合に発行してくれないことが多いです)。
このような時は、会社に対して証明してくれとひたすら依頼するか それでもダメな場合は “ 傷病手当金の証明を記載することをあっせんを求める事項で要求する ” という手段で進めることがあります。
ほとんどの場合は時間がかかっても証明書を発行してもらえますが、万いち会社側が発行を頑なに渋った時のために 上記は覚えておきましょう。

 

まとめ

・「勤務実績」「賃金証明」  等  必要書類を入手して 申請書に添付しよう
・  可能なら、担当部門から健保組合へ直接送ってもらおう

 

 

 

傷病手当金 …【続編】のご案内

傷病手当金の受給方法について、少しはあなたのお役に立てたでしょうか。
職を失ってまず必要なのは、衣食住を維持できる現金と、新しい生活に向けて心身ともに療養する時間です。

その2つを整えるために 傷病手当金という制度の活用をぜひ検討してください。
そして、最大1年6か月のあいだ  会社員時代の月給の約3分の2を毎月受給しながら、経済不安に悩まされることなく病状の回復に努めてください。

さて、実際に受給が開始したら 傷病手当金を中心に さらに諸々の制度を利用してコストを抑えてゆく方法があります。

また、傷病手当金を期間中  継続して受給するために  必ずやるべきこと・絶対にやってはいけないことがあります。

リストラ・パワハラ退職前に「傷病手当金」について知ろう!【続編XX】では、申請に成功した方を さらにサポートする知識を提供してゆきますので、ぜひご一読ください(記事のリリースは近日中に行います ^^)。


長文へのお付き合い、ありがとうございました!


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